メロス
を科学で深堀
親友を救い出すための期限である時間は
15時間30分
村からシラクスまでの十里=40kmを走り切ればOK
(※シラクスは、イタリアのシチリア島に実在する都市です)
40kmを15時間30分で走破するとしたら
平均スピードは時速2.6km
人間が普通に歩く速度は時速3~4kmだから
ぶらぶら歩きでも間に合うような
意外に余裕の行程
ところが
後半メロスは血を吐きながら走ることになるのです
なんで??
まあ、前半はメロスの悪いところが出てしまい
切羽詰まったことになるのです
詳しくは作品をお読みください・・
ラストスパートのくだりが科学的に半端ないのです
検証してみましょう
物語本文・・・
「犬を蹴とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。」
もう興味深いですね
「太陽の10倍も速く」とは
言葉どおりに受け取れば、時速1300kmの10倍
すなわち時速1万3千km=マッハ11!
メチャクチャ速いっ!
(※ライフルの弾丸の速度はマッハ3くらい・・)
本当にこの速度で走ったら大変なことになります。
「路行く人を押しのけ、跳ねとばし」
気の毒にその人は、時速1万6千kmで宙を舞い
1600kmの彼方に落下することに・・
京都駅からだと沖縄の石垣島あたりまで吹き飛ばされます。

犬をけ飛ばすなんて言語道断ですが
ワンちゃんは南極あたりまで・・
もちろん、マッハ11などで走った
その衝撃波により
メロスの半径2㎞のガラスが割れます

メロスも無事ではすみません
380tの空気抵抗を受け
服が破れ、呼吸もできず、内臓も破裂して血を吐き……
という事態が予想されます。
ここで素晴らしいのは
太宰先生の描写です。
本文の描写を見ると
「メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。
呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た」
科学的にも納得の描写なのです
さすが文豪、太宰治















