『万葉集』研究の第一人者
京都市名誉市民の 中西 進さん
が1月26日
奈良県薬師寺主催の
「薬師寺まほろば塾」の月例奈良塾で
「万葉集はなぜ面白いか」と題し、講演。
中西さんは
『万葉集』研究の第一人者とれています。
天武天皇が679年に吉野の宮を訪ねたときの歌
「よき人のよしとよく見て良しと言ひし吉野よく見よよき人よく見つ」
(立派な人が良いところとしてよく見て「よし」といった、
この吉野をみるがいい。立派な人もよく見たことだ)
を挙げて講演されました。
言葉遊びのような「よし」の繰り返しは
「万葉仮名の原文では淑・良・吉・好・芳の5種類の漢字を使い分けている」
日本語では同じ【よし】だが、漢字では意味が異なる・・
いわば文化の衝突による感動から、この歌は生まれた」との述べています。
京都においても、桂坂にある国際日本文化研究センター教授をはじめ
数多くの要職を歴任さています。
また、京都市景観・まちづくりセンター理事長,
京都市中央図書館長及び京都市右京中央図書館長を務めるなど
文化を基軸とした京都のまちづくりに大きく寄与されています。
講演の模様は
「まほろば塾オンライン」で2月10日以降に配信されています。
日本のうつくしい万葉集の世界にひたってみては・・・