全層循環
とは・・
別名 琵琶湖の深呼吸と言われます。
琵琶湖北湖では、春から夏にかけて
表層の湖水が温められることで
表水層と深水層の間に水温が急激に変わる
「水温躍層(すいおんやくそう)」が形成されます
水温躍層が形成されると
上下方向に水が混ざらなくなり
深水層では、溶存酸素が供給されず溶存酸素の消費が進んでいきます
晩秋から冬にかけて
表層の水温が低下してくると
表層から底層に向かって湖水の混合が進みます。
湖水の混合が湖底まで進むことにより
表層から底層まで水温と溶存酸素濃度が一様になります。
この現象を「全層循環」と言います。
北湖湖底に酸素を供給するなど
生態系にとって重要な現象
暖冬だった平成30年度から
2年連続で全層循環は未確認となりましたが
2021年3年ぶりに観測されました。
今年は冬らしい冬で雪の降る日も多いので
びわ湖は静かに深呼吸してるのでは・・
寒いので呼吸が浅くなりがちですが
深呼吸は大切
一日 何度か深呼吸するように意識しています